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「False Island」PC、エニシダに関する諸々の雑記。
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 author : 屍貴族 ×
   △ 

ははは、遅れたッ
塗り終わってから致命的なミスに気付いたけど時既に遅し。
恥ずかしいけどそのままにしときます……ぎぎぎ



・西田 直枝(にしだ なおえ)
 45歳/189cm/日本人
 どう見てもカタギじゃない。
 男やもめ。

・西田 音明(にしだ ねあ)
 15歳/154cm/日本人
 高校一年生。一人っ子。



ド・ド・ド・ド・ピー(バキューン)オゥ!!

「西田ぁ~、ケータイ鳴ってんよ。つーか、うるさい。」

ハッピードラマーキャットの着メロが教室にけたたましく鳴り響く。
ダッシュで机に駆け寄りケータイを引っ掴む。
───父さんからのメールだ。

今日は見舞いに行くから夕飯は外で済まそう。
本屋で待ち合わせでいいか?

了解! と返信。
入院しているのは父さんの妹の───春風(はるか)叔母さん。
身体が弱くて度々通院してるんだけど年の暮れにこじらせてしまい
とうとう入院しなくてはいけなくなってしまった。
どうやら具合は良くはなってきているらしい。


++++++++++++++++++++

本屋に入ると、レジ前にすごい背の高いガイジンのお兄さんが立っていた。

白髪……じゃなくて灰色なのかな。
バイトの子が一生懸命袋詰めしているのを待っている。
……うわ。シャーマンキングの完全版を27巻まとめ買いだ。
両手に大きな紙袋を下げてうきうきと自動ドアを通っていった。
な、なんかすごいの見ちゃったな……。

気を取り直して雑誌を探して立ち読み。
でも、目当ての記事以外は特に用は無かったのですぐ終わってしまった。
仕方がないのでテキトーに他の雑誌を手に取る。

ウチのお父さんは作家だ。探していたのはその関連記事。
よくわかんないけどそれなりに売れてるらしい。
まぁ、売れなきゃウチの生活困るんだけどさ。私まだバイト無理だしなー。

前に近所のアユミちゃんに聞いたらわりとマニアックだって言ってた。
中学生なのにすっごい本読んでんだよねあの子。
本のムシって言うんだよねーああいうの。
勉強も出来るしアタマも良いし、きっと私の後輩にはならない。

そうこうしてるうちに父さんが来て、新刊コーナーで
何冊か手に取って、支払いを済ませて外に出た。


「そうそう、写メ見る? ほら、アユミちゃんのお父さん変なTシャツ!!
 私もこれ欲しいなーでもどこで売ってんだろ。しまむらかな?」

「……止めときなさい。こういうのはハンドメイドだと思うよ。」

「えー!! じゃあさー、ああいうのは? かっこよくない?」
路上ライヴしてる金髪のブラッカーなお姉さんを指差して聞いてみた。
伊達ワルとか下克上とかクラスの男子が盛り上がってたっけ。
歌詞はよく聞き取れないけどハードでエキサイト翻訳な感じ。

「………ガイアが囁くから駄目だよ。
 もっとこう……かわいいのとかでは駄目なのか?
 父さんとしてはもうちょっと上品な方がいいよ、うん。」

私の趣味はどうもわかってもらえない。
キモカワイイのとかストライクなのになぁ。
なんて、他愛の無い会話を交わしながら
日が落ち、街灯の灯りだした通りを二人で歩いて行く。

夕暮れ

赤い すごく赤い 嫌な色の空。

怖い。 理由なんて無い。わからない。

わからないけど、すごく不安で父さんの手を強く握った。
遠くへ行ってしまわないように───遠くへ、連れさらわれてしまわないように。
父さんは不思議そうに私のことを見つめて、笑った。

血色の夕日

なにかの遠吠えがあちこちから上がり

けたたましくパトカーのサイレンが鳴り響く

「最近、この一帯でおかしな事件が多い。……音明も気をつけるんだよ。」
そう言うと、サイレンの聞こえた方向をなんだか難しい顔で見ていた。
……きっと、紫(ゆかり)さんのことを考えてるんだ。

ちくり、と胸が痛んだ。

これは たぶん 嫉妬。

そして素直に祝福出来ない自分への、自己嫌悪。
やっぱり、私はまだ───親離れが出来ていない。

私のお母さんは私を産んで、死んでしまった。
だから顔なんて写真でしか知らない。
どんな人かもわからない。

けれど、あのヒトを お母さん って呼ぶのはやっぱり 抵抗がある。

「……ぁーぁ。なんか色々めんどくさいなー」

「何か言ったか?」

「ううん、別にー。」

-----------------------------------

……ってことで拾える範囲で関係者を拾ってみた(…)
後出しになってしまってからにはな!!

アクエスくんは拾おうとしたけど明らかに違う学校なのであきらめた(・ω・)

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 author : 屍貴族 ×
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