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「False Island」PC、エニシダに関する諸々の雑記。
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 author : 屍貴族 ×
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はいはい、チキレ失敗したのでテキトーにタイマーセット。
流石にこの時間には来てる‥‥だろうか どうだろう
ってことで日記の補完であった。
あーあ。


73日目


それは、練習試合での出来事だった。

互いの修練の成果を確認する為の
そう、この日もいつも通りのただの手合わせのはずだった。

めいめいの矢弾が、魔術が飛び交う中、あいつは淡々と握った刃をただ振るうだけだった。
おかしい、とは思っていた。静かな、けれど、どこかもがくような
止めるべきだろうかとは思ったが、ここは自身の判断に委ねた。
これが実戦だったなら迷うことなく止めていただろう。
勿論、練習試合でも互いに事故の危険性があるのだから止めるべきではあったのだが。
或は、止められる と言う余裕から来る油断があったのかもしれない。

やがて“それ”は限界を迎えて───

楔が弾け飛ぶように
鳥が卵の殻を割るように
青灰色の翼を大きく広げ、異形の姿を仲間達の視界に晒す
動揺が、広がる。

迷いはあった。
俺はいい。だが他の者達は、受け止めてくれるだろうか。
それは流石に自信が無かった。
けれど、隠し通せるワケもなかった
これがあいつの判断だと言うのなら、それで良い。
これで、良かったのかもしれない。

俺に出来るのは……ただ、この手合わせを少しでも早く終わらせること
ただ、それだけだった。


後は……見守るしかないだろう。



-----------------------------------


これで二度目だったろうか。正直、この島でのイベントのサイクルはよくわからん。
ともかく、例のチョコの日だった。
何故かお返しの日が不安定なアレだ。

ルエがくれたのは抹茶味のチョコだった。意外と渋いところで来るな。
だだ甘とかでも困るんでその気遣いは助かる。
こちらに合わせてくれた……ワケでもなさそうか。
まぁ、その見た目相応ではない、ということなのかな、やはり
その辺は頭ではわかっているつもりでも、つい失念してしまうな。

チグサからは、きな粉をまぶした生チョコ。
……わざわざしっかり“義理”と書いてあるのは……まあ、いいか。
こう、遠回しな告白と言い、自分への戒めなのだろうか。
なんとも難儀なものだよな。俺に言われたくもないだろうけれど。

フォウトからはガナッシュ入りのトリュフ。
新鮮味とかまた……そういうもんでもないだろうに。
素直にくれよ、素直に。
変なとこで奥ゆかしいと言うのか……慣れてないだけかな、あれは。


しかしまぁ、なんともありがたいものだ。
……アーヴィンからの生暖かく冷ややかな視線は見なかったことにしておく。
俺はべつに悪くない、うむ。

そして逸らした視線の先にはケイロンが寂しそうに恵方巻をくわえていた。
だが、かける言葉が見つけられなくてそっとしておいた。
何かの手違いなんだろうけど……なぁ。

エゼは……とりあえず、またしばらく冷や飯だろう、アレは。
懲りん奴だよ、本当に。
なにやらマナがどうこう言ってたが、知るか。


───色々あったが……概ね、平和だ。

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 author : 屍貴族 ×
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